口コミのキーワードは 推薦エンジン

1999年設立のパンドラ・メデイア(米カリフォルニア州オークランド)では、
スタッフが音楽の解析をしている。
CDを聴き、メロデイやリズムの強弱など400項目を点数化しデータベースにしているという。

曲ごとの数値の差異でどんな音楽かが分かる仕組み。
「音楽ゲノム計画」として選曲に使うデータベース。利用者は300万人を越える。

利用者がある音楽をやアーテイストをサイトに入力すると
「それならこれも気に入るはず」と似ている曲を自動的に選び、
次々パソコンに流す方法をとる。

サーチ(検索)の次はレコメンデーション(推薦)が台頭するという声が米ネット業界では出始めている。
キーワードに当てはめる情報を探す検索エンジンに対して、推薦エンジンは一定の情報をもとに、利用者の趣味、嗜好を一瞬に判断して関連情報を流す技術といえる。

「ネット社会は人々が自分の好みに応じて最適化された情報を消費するパーソナル化に向かう」とシスコシステムのジョン・チェンバース最高責任者(CEO)はいう。

グーグルが検索を武器に急成長したのと同様に、パンドラは推薦を切り口にじわじわと存在感を示し始めた。
                               日経新聞 「新風 シリコンバレー」より引用抜粋

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