口コミのキーワードは 女性の秋冬用下着

下着メーカーの秋冬商戦の火ぶたが落とされた。

ナノテクノロジー(超微細技術)を利用した素材が増える中、温度調節や保湿、防臭など「保温機能+α」がテーマとなっているようだ。

トリンプ・インターナショナル・ジャパンはゲルマニユムを織り込んだ繊維を使った婦人下着「ゲルマニユム温泉インナー」を発売する。ゲルマニユムは遠赤外線やマイナスイオンを放出し、からだの血行をよくするといわれている。

また秋冬の定番商品「セラテックナノ」は、今期から消臭効果があるという銀イオンを綿繊維に封入した「活性綿」使っている。

ワコールは、「ウオームビズ対応」として、75種類の下着を売り込み、コートやジャケットを着たままだと厚いが、脱ぐと寒いという女性のために、下着が温度を調節する機能をつけているのが特徴。

グンゼでは、化学繊維に抵抗感のある30~50代の女性向けに、天然繊維で機能性を高めた素材が中心、湿気を吸収すると発熱する「発熱ウール」を綿で包み込んだ「オリエント」を使う。

吸湿・速乾や健康機能など、下着に求められている機能は多様化している。「消費者の求める機能を備えた商品を作るのには、素材メーカーとの共同開発が欠かせない」という。

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