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口コミのキーワードは　サイバー大学

大学設置・学校法人審議会で開講が承認されたサイバー大学は日本初のインターネットだけでの授業が特徴。構造改革特区を利用した「株式会社」である。

学長には考古学者の吉村作治氏。
吉村氏によれば、「教育機会の格差是正のため、すべての単位をネット講義で取得できることに拘った」という。
ソフトバンクや九州電力RKB毎日放送、などが出資をする。
本部は福岡市、IT総合学部、世界遺産学部の2学部で、入学定員は1200人、教員は100人弱を予定し、IT学部長には東大名誉教授でネットに造詣の深い石田晴久氏。「教員は定年制ではなく、四年間の人気制度を採用。学生の顧客満足度が低かったり、金見態度が一定水準を下回れば再任しない」という。
「大学とは先生が見識を学生に伝授する場所。素晴らしい先生がいるかどうかが生き残るカギ」
素晴らしい先生は情報の集る東京に集中するので、地方の大学は厳しい状況となることは想像に難くないが、今春にも到来するであろう大学全入時代に、「サイバー大学」の果たす役割りには興味深いものがある。