口コミのキーワードは ふきん

蚊帳メーカーの垣谷繊維(奈良市)が、蚊帳の余り布で作ったふきんを知人に配ったところ好評なので1968年に商品化。真っ白いことから「白雪ふきん」と名づけた。素材はセルロース再生繊維のレーヨンと綿。麻の入ったものもある。
友禅染で片面に絵柄をつけたシリーズやモダンシリーズで人気を博し、全国に愛用者を広げた。
毎年、8月7日の東大寺の「お身拭い」で200人の僧侶たちが大仏をぬぐうののも使われている。

東京・表参道の駅ナカ商業施設「エチカ表参道」のおはし専門店「銀座夏野」に色とりどりのふきんが展示された。
バリエーションは66種類まで増え、さらに新商品は今までのものとは異質のものだが、ふきんのユーザー層を広げる挑戦とのこと。「ハッピースカル」という新商品は、赤みのあるピンク色のアーガイル柄に、ニカッと笑ったガイコツ。スカルは英語で頭蓋骨。
若い世代がスカルに興味を持って手に取れば、ふきんの歴史を知ってもらうきっかけにもなるという。

                                             (日経MJより引用抜粋)

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