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「身近になったレーシック」を最近良く目にします。

視力回復法の一つです。

レーシック（LASIK:Laser in Situ Keratomileusis）とは、

角膜屈折矯正手術の一種で、

目の表面の角膜にエキシマレーザーを照射して、

角膜の曲率を変えることによって視力を回復する手術です。

ちょっと難しいですね。

もう少し簡単に説明しましょう。

何故視力が回復するのかというと、

近視や遠視は角膜の屈折が異常のため起こるピンボケ現象です。

これをメガネやコンタクトレンズなどで、

強制的に焦点を合わせて視力を矯正しているのが一般的です。

レーシックはこの屈折異常の原因の一つである角膜に、

レーザーを当てて屈折を矯正し、屈折異常を根本から治す治療のことです。

マイクロケラトームという機械で、

角膜の表面を薄く削りフラップ（ふた状のもの）を作り、めくる。

そこにエキシマレーザーを照射して

角膜の一部を蒸散し、

その後フラップを元の位置に戻し、フラップが自然に接着するのを待ちます。

この時間はたった2～3分です。

角膜の中央部が薄くなるため、

角膜の曲率が下がり（凹レンズ使用と同じ理屈）、近視が矯正されるのです。

また、検眼のデータをもとにレーザー照射を調節することで乱視も矯正可能ですが、

老眼になることは避けられませんので、メガネと一生おさらばというわけにはいきません。