口コミのキーワードは お中元
いよいよお中元商戦が始まった。
高島屋は16日から受注を始めた。
他の百貨店も6月にかけて、専用売り場を作る。
今年は産地や製法にこだわった高級品や健康志向を強めた商品を増やす傾向にあり、
団塊世代の定年による受注ダウンが予想されるために、
単価を上げて売り上げ確保を狙うという。
高島屋は昨年より1週間早く受注開始で、
鮮度の良い宇和島の「すくいちりめん」や3万円前後の「扇」などを揃え、
三越では、出陣式を終え、本店周辺の顧客宅も回り、
「国産プレミアム 野菜ジュース詰め合わせ」、「山形雨よけさくらんぼ」などを売り出す。
大丸では「淡路島 国産黒毛和牛の塩釜焼き」、
伊勢丹は6月限定の商品を前年より増やすとのこと。
各店では、お中元商戦がピークを迎える7月より早めの来店を促している。
(日経新聞より)
お中元についてのうんちく
古代中国の道教では「三元」の日に天神を祭る「三官信仰(さんかんしんこう)」があった。
三元とは陰暦の1月の上元、7月の中元、10月の下元のそれぞれ15日のことで、
この三元のそれぞれの日に生まれたといわれる、
天官(天神様)、地官(慈悲神様)、水官(水と火を防ぐ神様)を祭ったとのこと。
この三元のうち、中元の慈悲神様のお祭が
仏教の7月15日の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」(お盆)の行事と結びついたという説が一般的。
中元は日本に伝わり、お盆の行事と混じりあい、
7月15日に仏様に供えるお供物を親類や隣近所に贈る習慣が出来、
その後、1年を半期に分けて盆と暮れとに区切り、
お世話になった人への贈り物の習慣となったようです。